五十肩
- marumitsu-seikotsuin
- 2019年8月20日
- 読了時間: 5分
こんにちは。まるみつ整骨院です。
今回は五十肩について説明します。
五十肩は40~50代に現れやすい症状で、筋肉ではなく関節に問題が起こり発症します。
はっきりとした原因はわかっていませんが、主に日ごろから肩にかかっている小さな負担の積み重ねで痛めることが多いといわれています。肩に負担がかかりすぎると関節に付いている筋肉の腱とその周囲が炎症を起こし、そのなごりで癒着を起こして滑りが悪くなるので関節の動きも悪くなります。
このためにある日突然肩関節を動かすことで激痛が起こり、シャツの着脱が難しくなったり頭の後ろで髪を結う動作や腰の後ろで帯を結ぶ動作ができなくなるのが特徴です。
五十肩は利き腕に関係なく左右どちらにも起こるものですが、両肩同時に起こることはあまりありません。しかし、痛いからといって肩を動かさなくなってしまうと周りの筋肉が硬くなり、余計に肩があがらなくなって痛めていない方の肩にかかる負担も大きくなり、両肩へと症状が広がっていく可能性もあります。
この症状は肩甲骨と上腕をつなぎ、最も大きな動きが集中する肩甲上腕関節と肩峰下関節に多くみられます。
肩甲上腕関節は肩や腕の動きの中心となる関節で、肩のかみ合わせが浅いため、9つの強靭な筋肉群に支えられています。その中でも小円筋、棘上筋、棘下筋は五十肩と深く関わっています。
肩や腕を使う度にその筋肉群に繰り返し負担がかかります。
その影響は筋肉の接合部分である腱に集中し、そうなると筋肉の組織が疲労してもろくなり傷つきやすくなります。
この負担が積み重なって痛みを起こしてしまうのです。
負担の蓄積となる原因には日常生活での姿勢や体の使い方などが関係します。
姿勢が悪かったり、体のゆがみがあると気づかないうちに肩に負担をかけてしまいます。
五十肩の症状には段階があります。
最初は炎症期です。
この時期は痛みが出始めて関節の炎症が盛んです。夜寝ている時に痛みが出ることもあります。痛みの起こり始めは寝返りをうつときにギクッと痛んで目が覚めたりします。
次に凍結期(拘縮期)です。
炎症期よりは痛みは落ち着きますが、日に日に関節の可動域が低下して肩が動かしづらくなっていきます。無理に動かすと痛みが強くなることもあるので注意が必要です。
最後に解凍期(回復期)です。
痛みを感じる頻度が減っていきます。関節の可動域も広がって徐々に動くようになっていきます。
凍結期と回復期の過ごし方で治るスピードも違います。
五十肩と類似する疾患に石灰性肩関節炎や腱板損傷などがあります。
石灰性肩関節炎は肩関節を包む関節包という部分にリン酸カリウム結晶という石灰がたまり、肩が動かしにくくなる症状です。
昼よりも夜に痛みが出やすいという特徴があります。
これはレントゲンで石灰沈着を認めるかどうかで判断します。
腱板損傷は肩周りの筋肉が一体となって肩関節を包むように付着した腱板に負担がかかり、肩が上がらなくなる症状です。
腱板は多少すり切れてもすぐに症状は出ませんが、このすり切れがひどくなると炎症をおこしてしまいます。夜に痛みが出たり、痛いほうの肩を下にして寝れないなどの特徴があります。
五十肩の治療法は主に保存療法や運動療法が行われます。
時期による対処法としては、炎症期は熱を持っている場合は15~20分ほど冷やします。無理に肩を動かすと炎症が長引く可能性があるので安静にします。
凍結期は痛みの出ない範囲で運動することで少しずつ回復のためのリハビリを行います。
ダンベル体操がよく知られる運動法です。目安は2kgくらいで、これは肩があまり動かず、痛みがあってもできる運動なので気軽に行えます。
痛みが少しずつ引いてきたら壁を押す動作で肩と肘の関節を柔らげて血行を促進させるための運動を行ったり、壁を使って腕を上げて可動域を少しずつ広げる運動をするのも効果的です。
解凍期は凍結期で行う運動に少しずつ負荷をかけながら行います。
ほかにも一般的なセルフケアとしてコッドマン体操があります。
これは自分の肩の重さを利用して、肩関節周囲の筋肉や関節包をほぐす体操です。
まず、太腿もつけ根ほどの高さのテーブルなどに、痛めていない方の手をおき、体を前傾させて反対の手を下に垂らします。
前傾させる角度は肩の可動性や痛みの状態に応じて調節します。
そのまま体の反動を使って腕を上下に振ったり、手を内側や外側にねじるように回したりして筋肉をほぐしていきます。
あくまで体の反動を使って行うものなので、肩に力が入らないように注意しましょう。

当院の治療としては、超音波療法や鍼治療で筋肉を緩めたり炎症を抑えることで回復を促したり、姿勢矯正で上半身のゆがみを整えて体のゆがみからかかる肩の負担を軽減することで痛みにアプローチする治療法などが効果的です。
五十肩は個人差はありますが、肩が正常に動くようになるまで半年から2年はかかるといわれています。
なるべく症状が長引かないように、可動域を広げる運動や筋肉をほぐす運動などは積極的に行っていくことが大切です。
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